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M・ローク復活?『レスラー』で一句

2009/07/18 14:01
ミッキー・ローク。オーバー・ザ・アラフォーの方々なら、映画好きではなくても彼のその輝きっぷりは記憶にあるんじゃないでしょうか。まったくもって磯ひよの好みではありませんでしたが、1980年代のそのスターぶりは確かにすごかった。
そして、その落ちぶれっぷりもすごかった猫パンチのボクシングを披露して、いっきに“あの人はどこへ?”的なポジションになっていったのでした。
その後、彼を銀幕で観たのは、コッポラ監督の『レインメーカー(97年)』。悪徳のようでいて、でも新人弁護士(マット・デイモン)の成長を支えるベテラン弁護士といった役柄で(ちょっと記憶があいまいでス)、意外とよい感じになっていたのでおやっと思ったものです。
そしてついに彼が本領を発揮できる映画『レスラー』が生れました。プロフィールによれば、青年時代、役者デビューするまでは本当にボクサーだったそう。元々は気取った優男なんて演じるタイプではなかったようです。
本作の主人公ランディ(ミッキー・ローク)は、かつて全米を熱狂させたプロレスラー。20年以上も現役を続け、今でも若手レスラーから尊敬を集めています。しかし、その肉体はすでにボロボロ。人気スターの座からも遠のき、レスラーとしての収入は、衣裳代や肉体を維持するための薬品に費やされ、生活費はスーパーのアルバイトで細々とまかなう日々です。
小さな町でのレスリング興行。選手控え室で若手レスラーが試合運びを相談しに来ます。ごっつい男どものなんと繊細で優しいこと。そしてランディへのリスペクトあふれるやり取りに心が温まります。しがないトレーラーハウス暮らしでも、自分にはレスリングファンや後輩や仲間がいる。それがランディの支えです。
しかし肉体はついに悲鳴を上げ、心臓発作で生死の境をさまようことに。マットに立つことを医者から止められたランディは、孤独に打ちひしがれます。近所のクラブで馴染みのストリッパー、キャシディ(マリサ・トメイ)に自分の居場所がなくなってしまったことを愚痴ると、キャシディは家族に会いに行ったら?と提案。実は彼には一人娘がいたのです。しかし、家庭を顧みることのなかった彼の元から妻と娘は去り、今は絶縁状態なのでした。
キャシディに背中を押され娘に会いに行くランディですが、案の定すごい拒絶をされます。それでもキャシディのアドバイスにしたがい娘へのコンタクトを重ね、娘もようやく心を開いてくれるように。そして、親身になってくれるキャシディへも心をときめかせるランディ娘との再会やキャシディとのふれあいに安らぎを見出したランディは、レスラーをきっぱり引退し、新たな人生を歩みだそうとします。
しかし、シングルマザーであるキャシディは、子どもとの生活を何よりも大切にしたいと願っていてランディの気持ちを受け入れることができません。さらには、娘との大切な約束をすっぽかすというヘマをやってしまい、再び娘からも見放されてしまうことに。
孤独の只中に放り込まれたランディは、命の危険を顧みることもなく再びマットに立つ決意をするのですが…。
繰り返し言いますけど、決してミッキー・ロークファンではないんです。でもね、なんだかランディとミッキーがぴったりと重なってしまい感動五割増しでした。
なお、本作でミッキーはアカデミー主演男優賞候補に、そしてキャシディ役のマリサ・トメイも助演女優賞候補になりました二人ともとにかく裸体をさらすシーンが多く(マリサなんてハダカのシーンばっかりだ)ごまかしがきかないって感じで、これも見応えあり!す。

兜虫強さを誇ることもなく 磯ひよどり
〈季語は「兜虫」(夏)〉


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