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zoom RSS 『トイレット』で一句

<<   作成日時 : 2010/09/20 16:52   >>

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『かもめ食堂』(06年)が公開されたとき、何人かの方から「磯ひよさんぽい映画だね」と言われたことがあります。雰囲気のよろしい映画なので、言われてまんざらでもなかったものです。
『トイレット』は、『かもめ食堂』の監督・荻上直子さんの最新作。監督ならではのよろしい雰囲気に、さらに磨きがかかっておりました。
舞台はアメリカ(もしくはカナダ)。主人公は日本人を母に持つ、ロボットオタクの二男レイ。レイには、パニック症候群で引きこもり中の兄モーリー、ちょっと気が強めの妹リサがいます。父はすでになく、母も他界。そして、レイたちに残されたのは猫のセンセー、そして、母が日本から呼び寄せたばかりの母の母、つまりばーちゃんでした。
誰とも深いかかわりを持ちたくないレイは、一人暮らしをしていましたが、アパートが火事になり、仕方なく兄弟やばーちゃんと実家で同居することに。
ばーちゃんは、英語が全く話せません。しかも元々、他者とコミュニケーションをとるのが下手な3兄弟たち。レイはもちろん、他の兄弟も、ばーちゃんとの会話がはずみません。
でも、それなりにばーちゃんを気にしている彼ら。そして、レイは、毎朝トイレを済ませた後にばーちゃんが、長〜い深いため息をつくことに気付きました。溜息の原因を突き止めたいと思うレイ。そしてモーリーは、母の遺品であるミシンの使い方を教わるのをきっかけに、ばーちゃんとの距離を少し近づけることに成功。リサはある真夜中、ばーちゃんがエアギターのテレビを見ている場面に遭遇し、ばーちゃんがエアギター好きであることを知るのでした。
不器用ながら、少しずつ家族らしい絆が生まれつつあったある日、レイがこっそり行ったばーちゃんと自分のDNA鑑定の結果が届くのですが…。
荻上監督の映画には欠かせない、フードスタイリスト飯島奈美さんによる料理(今回は餃子)も、ばーちゃんと孫たちの絆を深める小道具として登場。そして、ばーちゃんを演じたもたいまさこは、今回も外国語が話せないのに重要なことは理解できる不思議な能力をそなえ、荘厳ささえ感じさせるたたずまいでした。あ、エアギター好きも『かもめ食堂』と同じですね。
自分自身も含め、世の中に馴染めないことにコンプレックスを抱いている人々を、そっと励ましてくれるような本作でした。

秋小鳥足踏みミシン手入れして 磯ひよどり
〈季語は「秋小鳥」(秋)〉

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