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zoom RSS アメリからココへ『ココ・アヴァン・シャネル』で一句

<<   作成日時 : 2009/10/28 19:38   >>

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オープニング。キャストや監督を紹介するするテロップがフランス語であることに安心する。やはりこの人の人生を描くならフランス映画でなきゃ。この人とは、ココ・ガブリエル・シャネル。ココを演じたのはフランス女優オドレイ・トトゥ。『アメリ』で魅せたオタク系乙女がココになりきっていて圧巻。
映画を観終わってからも、「これはフランス映画製作で正解」とあらためて納得。なんというか、現代の日本人にはなかなか理解しかねる、フランス的価値観がいっぱいだったのだ。
例えば、若き日のココ(オドレイ・トトゥ)が、歌手を目指していた頃に出会った貴族のエティエンヌ。彼には莫大な財産があり、働く必要がまったくない。働くという行為をさげすみ、自分自身は取り巻きや愛人と、いかに楽しく遊び暮らすかだけを考えている。住まいだって本物の城だ。
ココもエティエンヌと行きずりの恋に落ち、その後おそらく大して彼を愛してもいないだろうに、彼をたよって押しかけ愛人というか居候をきめてしまう。この自己主張の強さ、厚かましさも「ええっ?」という感じだったが、「フランスならOKかも」と妙に説得力があり、納得してしまうのだ(この強さはココの個性という気もするが・・・)。
「あと3日で出て行けよ」のなんのといいながら、ココの居候を許してしまうエティエンヌ。ココは貴族の女性が着る窮屈なドレスを嫌い、エティエンヌのジャケットを勝手にリフォームして自分の乗馬用ジャケットにしてしまったりと、観ている方がぎょっとすることもやってしまう。が、そうしたココの生意気な物言いやユニークな言動は、いつのまにかエティエンヌの心をしっかりつかんでしまう。そして、城に出入りする女性たちの間でもココの作る洗練されたデザインの帽子が評判となる。上流階級の人々や女優と交流することにより、ココの中に眠っていた鋭い感性と才能が徐々に花開きはじめる。
ココが本当の恋に落ちたのもエティエンヌの友人だった。男の名はイギリスの実業家アーサー・ボーイ・カペル。働くことのを尊さを知っており、あらゆる価値観がココと一致することもあり互いに強く惹かれあってゆく。しかし、事業での成功を目指すアーサーは、大企業の令嬢との政略的な結婚を決めているのだった・・・。
嘘のようにドラマチックな人生。しかしこれ等のエピソードは本当にあった出来事ばかり。ココ・シャネルという人は、デザイナーとしての偉業はもちろん、その人生までもが歴史に刻まれるように生きた人のように思えて仕方がなかった。

身に沁むや夜のアトリエに絹を裁つ 磯ひよどり
〈季語は「身に沁む」(秋)〉

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